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ライバルギルド『エリクシール』について


本編でよく言及される『ライバルギルド』についてのメモ。
というか管理人自身の1再プレイ時に使いたいキャラ設定備忘録。
いつかこいつらで旧サイトのシチュエーション書き直したいんだ!

 冒険者ギルド『エリクシール』は、かつてエトリアで活躍した冒険者集団である。
『ウルスラグナ』と並び、いつしか樹海制覇の最有力候補とされていた彼らではあったが、第五階層に到達した後、急速に失速。結局、『ウルスラグナ』に栄誉を譲り、その後の第六階層探索でも後塵を拝し、ライバルギルドの偉業を讃えながら解散することとなる。
 ちなみに当サイトの世界樹設定で、『モリビト殲滅戦』に手を染めたのと、アルルーナを撃破したのは、彼らである。
(真相の概要は旧サイトの通り(一部変更予定)ですが……知らない人すまん、気長に待ってやってください)
*もちろん実プレイは最後までこいつらでやりますが

 ギルド名『エリクシール』の由来は、言うまでもなく、錬金術における『伝説の霊薬』である。ギルマスがアルケミストであることもあり、『伝説を追う』という意味も込めているのであろう。

◆ギルドメンバー◆(年齢は1開始時を想定)
アルケミスト(ギルマス)
ジュジルタ(ジュジルタ・エシール)
:金ケミ姉・女・27歳:一人称・わたし
 『共和国』アルケミスト・ギルド出身。生まれ自体は『神国』軍人の家系だが、お家争いに巻き込まれたことに嫌気が差して家と国を捨てた。
 自他共に厳しい人間だ、と自分では思っていて、実際にそんな態度を取るのだが、少なくとも他人に対しては、最後の最後で冷徹になりきれない。結局は愛情深き女性なのである。
 結婚・出産の経験があるが、前述のお家争いで夫と子を諸共に失ってしまっている。
 よくパイプで香草をくゆらせている。
 ギルメンには『ジュジィ』やら『ジュズ姐』やらと呼ばれることもある。
 アルケミストとしての得意属性は雷。
 アルケミスト・ギルドではセンノルレやフィプトとの面識はなかった。
冒険の動機:己の好奇心
「どうせ、わたしもいつかは死ぬ。だったら、あの人やあの子に珍しい土産話の一つは持ってってやりたいじゃないか」

パラディン
ファリーツェ(ファリーツェ・ナギ・メルダイス)
:ショタパラ・男・16歳:一人称・俺
 小説を書くときには主人公格になるヤツ。コイツだけは旧サイトから続投である。
 『王国』内にあるカースメーカーの里出身だが、子供の頃にパラディンの修行にシフトしたため、今は呪言は使えない。かつてカスメ修行をしていた名残で、右肩口に禍々しい入れ墨が残っていたりする。
 穏和で勇敢な『おとぎ話によく出てくる典型的な少年騎士』風の性格だが、真面目なのでいろいろ思い詰めることも多い。あとちょっと天然入ってるっぽい。
 まわりからは『王国正聖騎士』と思われているが、もともとは単なる従者(一応、正聖騎士と同じ教育は受けている)。 人呼んで『彼岸花の騎士』(盾の隅に彼岸花を象った飾りを付けていることから。『百華騎士団』との関係はない)。
 パラスのはとこ・その1。後に華王の騎士になったりエトリア正聖騎士になったりドクトルマグ子になったり(?)する結構多忙な奴。
 ちなみに『メルダイス』は父方の姓で、2の時系列では母方の『ナギ・クード』を名乗る。
冒険の動機:なし(武者修行をする正聖騎士の従者として付いてきただけであるため)
「こんなことじゃだめだ……! なにひとつ、変わらない……!」

ソードマン
ルプリス(ルプリス・クァル・シェス・バルタ)
:赤ソド子・女・18歳:一人称・あたし
 名前からご想像付くかと思うが『バルシリット』の子。ただし母親が『外』の人である影響か、肌は白い。
 15歳に成人の儀を行ってから、武者修行の旅に突入中。エルナクハ&オルセルタの幼馴染みだが、ダユ兄妹の方がいろいろあって早くから御山を離れていたため、再会したのはエトリアでのこと。
 細かいことをくよくよ考えない前向き元気娘。かといって悩まないわけではない。
「よし、お悩みタイムおしまい! これからは先を考えよっ!」と(こんな主旨のことを)よく言う。
 仲間からは『プリス』と呼ばれることもある。
冒険の動機:武者修行+ウーレの護衛
「そりゃ、旅は苦しいこともたくさんあるけど、大体、楽しいことの方が上回るよ。仲間がたくさんいれば、なおさらね!」

ダークハンター
ウーレ(ウーレ・シュガストル)
:青ダク・男・19歳:一人称・オレ様(後に『様』を抜くようになる)
 もともとは、とある小国の貴族の子息。実家所有の奴隷達を鞭でしばいては、自分でも原因がわからない鬱憤を晴らす毎日だったが、ある時、家を訪れていた隊商に同行していたルプリスに行為を止められ、以降、なんとなくその気が失せる。
 そして、隣国との戦争での混乱に乗じた奴隷達の反乱で家族達が殺されたとき、『件の時』以来、気まぐれにだが奴隷達にも気を使うようになっていたことが、彼を助けることとなった。己の身以外の全てを失った彼は、放浪の末に偶然にもルプリスに再会し、彼女と共に旅を続け、やがてエトリアに辿り着くことになる。
 一言で言うと、S。しかし不器用な優しさを見せることも多い。
 ルプリスからは『ウー君』と呼ばれるが、他の人にそう呼ばれると真っ赤になって怒る。
 余談だが、彼が冒険者となる遠因となった『戦争』に巻き込まれ、ついには家族を全員失ったのが、『ウルスラグナ』のナジクである。
冒険の動機:生活の糧を最も手っ取り早く稼ぐため
「……ふはははは、ざまぁ見やがれ!」

レンジャー
エンブラ(本名不明):眼帯レン子・女・推定18〜22歳:一人称・私
 彼女については詳しいことは明らかではない。わかっているのは、かつては名うての弓使いだったらしいことと、名前が偽名だろうということ、そして、片目を失ったために弓の腕を大きく落としたことである(それでも人並みには扱えるのが、かつての技量を偲ばせる)。
 彼女自身、非常に寡黙であるので、真相は後々まで謎。
 ただ、はっきりしていることは、彼女は『エリクシール』の仲間達のことが嫌いではないということ。
 実は自治都市群周辺でも有名な『山賊王』エドゥの孫。
 祖父が残したという隠し財産の地図を目当てに(そんなものはエンブラは存在すら知らない)、エドゥのかつての部下の子孫と標榜する一団に襲われ、その際に片目を失ったのである。
 祖父のことなど全く知らされてなかった彼女には迷惑もいいところ、降って湧いた不幸であった。今も祖父のことや隠し財産には興味がなく、むしろ『宝の地図』などあったら燃やしてなくしてしまいたいと思っている。
冒険の動機:どうやらかつての技量を取り戻したいらしい
「私が出る? ……了解」

メディック
ルフト(ルフト・ハスディ)
:眼鏡メディ・男・24歳:一人称・ぼく
 遠き小国から、エトリアにいるという名医の下を訪れたメディック。ケフト施薬院でいくばくかの修行をした後、故郷に戻る前に、今の自分がどれだけの人を救えるか試したい、と、冒険者と共に樹海に潜ろうとした。
 ……のだが、恐がりな彼には毎度の樹海潜りがびくびくもの。
 メディックということもあって毎回容赦なく探索に出され(たまには休ませてもらえるが)、悲鳴を上げたいのだが、それでも、樹海で倒れる仲間達を目の当たりにすると、己の恐怖よりも生命を救いたい欲求が遙かに上回るのである。
冒険の動機:助かる生命を救いたい
「ど、どうしてぼくが、こんなことをー!?」

バード
テルカール(テルカール・シスラン)
:ロリバード・女・22歳:一人称・私
 エトリアに比較的近い都市国家の出身。生まれ故郷からあまり出ることなく、伝承歌を紡いでは糊口をしのいできたが、故郷を訪れる他のバード達からエトリアの話を聞いて、自分も実際にその地に足を踏み入れたい、と思うようになっていた。
 行動のきっかけは、エンブラが故郷を訪れたこと。彼女がエトリアを目指していると聞き、その同行者として共に世界樹の迷宮を目指す。
 キャラグラはロリだが、実際はギルド内でも年長者に当たり、結構落ち着いた性格をしている。
 ついでに言うと、服装はあれだが、彼女自身は踊るより謳う方が好み。
 作者の脳内設定では男バード達のような格好をしている。
 通称は『テル』。
冒険の動機:吟遊詩人としての興味
「あら、歌をご所望ですか? 何を歌いますか?」

ブシドー
こうや(仙道 煌夜)
:若ブシ・男・23歳:一人称・某(それがし)
 東方の『皇国』より来たブシドー。『皇国』皇王の命により、世界各地に放たれた、『遠国御用』のひとり。彼の目的は、最近きな臭さを増している『王国』と『神国』が、エトリア支配の下調べとして聖騎士(ファリーツェのこと)や軍人(ジュジルタのこと)を派遣した、という噂を調査することである。
 そのために武者修行と偽ってギルドに入り込み、調査を行うが、結局、噂はガセだったため、目標人物と個人的にも友誼を築いた煌夜は、ひそかに胸をなで下ろすこととなる。
 典型的なブシドーであり、真面目で堅物、冗談に眉根をひそめるような性格……かと思いきや、洒落や冗談も平気で通じる。
 余談だが、カースメーカー・アンシャルと(盆栽という趣味で)意気投合、ギルド解散後もまめに連絡を取り合うようになる。
冒険の動機:武者修行(本当は世界情勢見聞)
「ふむふむ、世には某の知らぬことばかり充ち満ちておる」

カースメーカー
アンシャル(ナギ・クード・アンシャル)
:白髪カスメ・男・19歳:一人称・僕
 『王国』内にあるカースメーカーの里出身。母が里長で、いわば本家の子。その名に違わぬ優秀なカースメーカー。得意とする呪術は『命ず(テラー)』系。通称『シャル』。
 カスメの正装をしていると、その職の名とライティング(?)の関係で不気味に見られるのだが、実際は見た目も中身も好青年。というか従弟以上に天然入っている気がする。
 ファリーツェの従兄にして、パラスのはとこ・その2。従弟に対してはえらく過保護、はとこにはよくいじめられている。が、互いの仲が悪いわけではない。むしろいい。
 妙に渋い趣味を持っていて、目下のお気に入りは盆栽。ただし、『さつき盆栽』に関しては近隣のコンテスト(……あるんだ?)で上位に入るのだが、その他に関しては以下の通り。
 パラス「あの毒樹のミニチュア、よくできてるよねー」
 シャル「毒樹ではないんだが……」
冒険の動機:なし(従弟を捜しにきた)
「……さてと……我を恐れてもらおうかな、悪いけど」

*おまけ設定
・『ルプリス』とはバルシリットの古語で『蓮花』のこと。彼らの大地母神の聖花である。
ちなみに『エルナクハ』は天空の女神の名(『いと高き翼』の意)、『オルセルタ』は海の女神の名(『いと遠き大海』の意)。
・現サイト設定ではバルシリットの女児が男装して外の世界に出る習慣はないw
(一妻多夫制民族である設定は残ってます。たとえばエルナクハ兄妹の名の2節目が共通で3節目が違うのは、母が同じで父が違うから。まあ、容姿とかから判断した推測なんですが)
現サイトでは『王国』の侵略は受けていない+結構昔から『外』の民との婚姻例があったため、白い肌の子が年寄りからときどき非難されてしまうこともないです。
・我が家の世界樹世界のアルケミスト達(というか『共和国』アルケミスト・ギルドの所属員達が、か)は、得意属性によって呼び名が付いている。
炎使い:赤化(ルベド) 氷使い:白化(アルベド)
雷使い:黄化(キトリニタス) 毒使い:黒化(ニグレド)
つまりジュズ姐さんは『キトリニタス』、センノルレは『ルベド』、フィプト先生は『アルベド』なわけだ。
核熱使いをどう呼ぶかは……考え中です。
物理属性? 知らんw
・カースメーカー一族『ナギ・クース』は、歴史を遡ると、かつては『草薙』と名乗っていたりする。『八咫』に源流を発する『ヤート』、『八尺瓊』に源流を発する『ユスカルニ』という一族も世界のどこかにいたりする。それぞれの始祖が勝手に神器から名前を取っただけなので、とくに強いとか特別だとかそういうことはない。
・で、そんな『ナギ・クース』では、『呪われた才能』をもつ子供には、古い神話の神の名や神域の名を付ける風習がある(……伝わってるんだ?)。たとえば『パラサテナ』はギリシア神話の『パラス・アテナ』であり、『ドゥアト』はエジプト神話の冥界の名、『アンシャル』はシュメール神話の天の神。『ファリーツェ』はリアル神話にはないけれど、作中世界で何百年か前にあった神話で、西風の神を意味するという設定である。
……日本の神器の苗字なのに誰も日本神話じゃないんだ、えー。
・気が付いたら一番年下だったよ主人公w

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